ジンベイザメはデカかった

コラム

先日沖縄を旅する機会がありました。中城城跡の城壁の石組みは圧巻でした。本州にはない独特の作りは一見の価値ありです。沖縄本島には他に5か所の城跡があり、中城城跡を含め6か所が世界遺産となっています。この後今帰仁城跡にも出かけましたが、作りは同様ですが規模はさらに大きい城跡でした。

今帰仁城跡から美ら海水族館が近かったので、寄りました。大きな水槽にジンベイザメやマンタが悠々と泳いでおり、見ごたえがあります。ふと思ったのは、もしかするとこのサンゴ、水族館でしか見ることができなくなるかもしれないということです。温暖化による海水温の上昇や海流の影響で、高知でブリが豊漁とニュースがありました。いろいろな異常!が現在進行形で起きています。沖縄のサンゴが白化しないことを願うばかりです。

つい先日ニュースでジンベイザメのニュースがありました。ジンベイザメは普段水族館で泳いでいるように、水深の浅いところを泳いでいるようですが、時として 2000m くらいの深海に潜るとのことです。その際、非常にわずかな光を検知するために、光を検知する網膜のたんぱく質が変化していることがわかったとありました。網膜にある視細胞には、明るさを検知する桿体細胞と色や形を検知する錐体細胞があるとあります。(視細胞とは:Wikiより)

ジンベイザメの桿体細胞にあるロドプシンの構造が熱に弱く、低温となる深海に適応するように変化してしおり、非常に微弱な光を検知できるようです。このロドプシンは 500nm 前後の光を吸収します。すなわち、海の青色!です。この視細胞ですが、生物によって違いがあります。よく耳にする“鳥目”は、この杆体細胞が少ないためです。夜行性のフクロウなどの鳥類は、この桿体細胞を多く持つため夜間に行動し獲物を得ることができます。

しかし、夜行性の鳥類は、錐体細胞が少なくモノクロの世界で生きているようです。人は普段生活をしていて、すべての色が見えているように思っていますが、実は人は色を検知する錐体細胞を三種類です。それは、S 錐体(Short)=440nm、M 錐体(Middle)=540nm、L 錐体(Long)=570nm を検知する細胞、すなわち赤、緑、青の RGB です。これに対し鳥類は、さらに波長 300~330nm の紫外線光を感
知する錐体を持っています。夜行性の鳥類のモノクロの世界とは対照的な世界が広がっているのでしょう。

これに対し、霊長類を除く哺乳類は、2種類の錐体をもっています。犬や猫は人の見ている世界より、少しモノクロな世界で生きているようです。それぞれ進化の過程で、必要の機能が残った故なのでしょうが、人も2種類だったらと思うと、、、。春の桜、秋の紅葉、、、四季折々の変化の感動がない世界に生きていくことになっていたかもしれません。

http://gakugei.shueisha.co.jp/mori/より

コメント

  1. ひろし より:

    私も、数年前に海水族館の前後に今帰仁城跡に立ち寄りました。沖縄にもこんな見事な城跡があることに驚いた覚えがあります。
    しかし、それは枕でその後はきっちり「色」のお話につなげあっれていますね(笑)
    他のコラムも少し読んでみました。学びの窓のNIR講座と合わせて、じっくり勉強させていただきます。
    ちょうど、明日から夏休みなので!
    NIR愛があふれていますね(笑)

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