雪上は意外と暖かい?

コラム

先日東京には大雪警報がでました。前日よりニュース等最大級の警戒をと繰り返し放送されていたこともあり多くの人が警戒をしていましたが、幸い大事に至らずにすみました。
多くの方は雪=寒いというイメージをお持ちだと思いますが、晴天の下の雪上は意外と暖かいものです。私は四季を通じて登山をしています。

当然、雪山にも行きます。真青な空に真白な山!雪山は、それはそれは美しいものです!
雪国の人はいざ知らず、一般の人は雪=寒いというイメージをお持ちだと思います。でも、無風快晴下の雪上は意外と暖かです。三月ともなると、半袖のこともあります。今ジョージアとスロベニアでスキーなどの世界選手権が行われています。たまたま見ていた競技で晴天の雪上で観客が半袖のTシャツに缶ビールを飲んでいる姿がありました。クロスカントリースキーではスウェーデンの選手は、半袖、ハーフパンツの選手が!雪面の反射率は80%にも上ります。それに対しアスファルトでは10%程度。太陽光のエネルギー分布では可視光が強いのですが、積算すると、可視が5割、赤外が4割、紫外は1割程度となり
ます。赤外のうち、ほとんどが近赤外になります。暖かさの要因は赤外領域。太陽光の赤外線は吸収され振動し暖かくなります。多くの赤外光降り注ぎ、かなりの割合が雪面で反射され暖かさを感じるのです。これは、あくまでも無風快晴下ですので、風が吹けば極寒の世界です。同じような条件下のアスファルトでは、あまり反射されないので寒いでしょう。もっとも個人差があります。寒さに弱い人はどんな条件でも、雪上では“寒い!”となるでしょう。

近赤外分析計にサンプルを乗せたままの状態で連続測定をしていくと、測定値が徐々に変動していきます。“この近赤外計は安定してない!”と言われることもありますが、これは近赤外光を当て続けたことによりサンプルに温度が上昇し、結果として数値が変動していくことに起因しています。ゆえに、近赤外分析計にサンプルを乗せたまま連続測定することは避けましょう。あるいはサンプル温度を管理してください。

れは紫外線により角膜が傷つきおこる症状で、光がまぶしく目を開けていられない、涙がとまらないといった症状が出ます。さすがに目用の日焼け止めはないので、サングラスをかけて対策します。注意しなければならないのは曇りの日です。曇っているからと言って油断は禁物です。図のように、曇りの日でも晴天の60%くらいの紫外線が降り注いでいます。
現に私の知り合いは曇りの日にサングラスをせずに雪上を歩き雪盲になり、1日停滞せざるをえなかったと聞きました。3月ともなるとさらに紫外線が強くなり要注意です。サングラスをしていても、日焼け止めを怠ると”逆パンダ“焼けになるので、これも要注意(経験談)!

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