再びコロナが…

コラム

やはり年末に近づくにつれコロナ感染者が増加している。町には人があふれ、寒さも増してきて換気も悪くなっているためでしょうか。オミクロン株になってあまり騒がれなくなった酸素飽和度。デルタ株の時には、肺炎を発症し呼吸困難におちいるといった報道が頻繁になされていました。その時によく目にしたのが、血中酸素濃度計です。この計測器は660nmの可視光と940nmの近赤外光を用いて、指先の透過光を測定しその比率から酸素飽和度を算出しいます。酸素と結合した酸化ヘモグロビン(HbO2)を940nmで、酸素を失った還元ヘモグロビン(Hb)を660nmで測定します。(画像:日本電光HPより)

私はデルタ株が猛威を振るっているころ入手をしようとしましたが、入手困難でした。そこでスマートバンドを購入。血中酸素濃度だけでなくいろいろと測定できるので目安でもよいと思い購入したのですが、バンドの締め方で数値が変わったりします。

少し以前になりますが、中国のスマホメーカーが糖度計を備えたスマホを発売の記事を見ました。
調べてみると、下記の Changhong が発売した”Changhong H2”。これも近赤外を用いたセンサー
技術です。2017 年発売なのですでに 5 年経過しましたが、その後どうなったのでしょうか。

https://forbesjapan.com/articles/detail/14881

糖といえば血糖値の測定も近赤外でだいぶ以前から試みられていますが、なかなか実用化されませんでした。が、昨年 Apple Watch で血糖値が測定できるようになるとあり、さすが Apple と思いましたが残念ながら今現在実装されていません。この試みは Samsung なども行っているようです。どちらが先か?最近の話としては、Rockley Photonics 社の技術を用いたスマートバンドが近々に発売されるという話もあります。果たして発売されるのか、そしてその分析精度は?興味は尽きません。光センサーではないのですが、電極を用いて測る方法も考案されているようです。

Highly integrated watch for noninvasive continual glucose monitoring - Microsystems & Nanoengineering
Thisarticlereportsahighlyintegratedwatchfornoninvasivecontinualbloodglucosemonitoring.ThewatchemploysaNafion-coatedflexibleelectrochemicalsensorpatchfixedonthew...

どのような技術であれ血糖値が非侵襲で測定できるようになれば、糖尿病の患者さんには朗報となるでしょう。

今後さらにハードウェアとソフトウェア技術が進歩すれば、ウェアラブルデバイスで体調管理が容易になる日がくるのではないでしょうか。血中アルコール濃度も測定できれば、“飲みすぎ”サインがでるとか!?

コメント

  1. whoiscall より:

    Cheers!

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